「お金の勉強フェス」に行ったついでに何か観光しようかな〜と、「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」に行ってきました。田舎にいるとなかなか見られない博物館とか演劇とかを、東京に行った時に見たくなります。「サンドイッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」という番組で田中環子さんが熱意を持って紹介してくれていたので印象的で、エジプトの文化にはこれまで正直あまり興味はなかったのですが、いい機会なので行ってみようと思いました。
私は思いっきり日本の歴史が好きで、世界史には興味がありませんでした。私が学校でどんな先生に教えてもらったかが大きく影響するのではないかと思います。田中環子さんは幼い頃から興味を持っているので、これには当てはまりませんが・・・私は高校時代、日本史の先生が大好きでした。ちょっとイケメンなのもありましたが、何よりまるで見てきたかのように熱意を持って日本の歴史を話してくれるので、すごく興味を持ちました。そこから日本中のお城を見てみたくなったし、お寺も大好きだし、大河ドラマで歴史上の人物の生涯を見ることも好きになりました。どんな先生に出会うかって大事だなと思います。

豊洲のCREVIA BASE Tokyoで開催されており、祝日であったことも重なって大賑わいでした。私と同様テレビの影響で来た人も多かったのかもしれません。興味がなかったとはいえ、実際に展示物を見るとやっぱり迫力があって面白かったです。写真もOKだったのがすごいですね。
黄金の展示物は細かい細工がしてあり、これが3000年以上前に作られていたとは・・・文明の高さにびっくりでした。日本ではアクセサリー的なものは歴史の中で見ないですよね。日本は着物自体の美しさが評価されたでしょうし、着物とアクセサリーって相性が悪いですもんね。かんざしぐらいかな?エジプトの服に映えるようにアクセサリーの細工の技術が発達したのかな〜なんて思いました。

タイルの細工が細かいのも驚きました。日本の歴史上ではあまり見られない技術ですよね。

博士ちゃんが実際に訪れた、アブシンベル神殿の模型。ライトのスイッチで日光が奥のラムセス2世の像にあたるという、その様子を再現されていました。

ネフェルタリ神殿にある妻のネフェルタリの像の大きさはラムセス2世と大きさと変わらず、そのことでネフェルタリへの深い愛情が分かるそうです。当時は妻の像の大きさはすごく小さいのが一般的だそうで。
この展覧会で、ラムセス2世は数々の戦いに勝利し、建築王で、愛妻家だということがよく分かりました。奥さんは8人いて、子供は100人以上いたとか。妻を大事にしながらも、女性をたくさん愛した人なのかな〜と思いました。90歳を超えるまで長生きしたそうで、子供たちの方が先に亡くなったそうです。子供をたくさん見送ったことは辛かっただろうなと思います。親が立派すぎると、子供は越えられないのかな・・・人々からは慕われ、その名にあやかって、しばらく大王はラムセスと名乗ったとか。とにかく偉大な大王だということはよく分かりました。


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