先日、棚卸しのバイトで注意を受けました。完全に自分の不注意です。
棚卸しの方法は店舗ごとに少しずつ違うので、朝礼で説明があります。そのとき私はメモを取っていなかったため、名指しで「メモしなくていいの?」と指摘されました。他の方は慣れているので言われずとも理解しているのですが、私は初めてに近いので当然の注意だったと思います。
ただ、以前の職場で会議中に集中攻撃を受けたことがあり、その記憶がふわっと蘇ってしまいました。
ここ1年ほどは実家の仕事を手伝っていたので、そうしたピリッとした場面がほとんどありませんでした。平穏に過ごせるのは幸せなことですが、一方で自分の成長につながる機会は少なかったのかもしれません。
棚卸しのバイトでは、とにかく「どれだけ多くの数を早く正確に数えられるか」が求められます。端末に入力したデータがパソコンに送られ、誰がどれだけカウントしたかがすぐに分かる仕組みです。
私は昔からスピードや合理的に仕事を進めることがあまり得意ではありません。多くの仕事に求められるのはまさにその力なので、「社会に適応できないタイプなのかな…」と落ち込むこともあります。今回のことに関しては、正直、「品物を早く数えられるようになったところで、何のスキルになるんだろう?」なんて、つい捻くれたことも考えてしまいます。できない自分の弱さが、そういう思考を生むのかもしれません。
思えば、前職を辞めた理由の一つも「人前で叱責されること」が辛かったからでした。18年続けた仕事の中で、至らなさから叱られることも多く、耐えてきたつもりですが、最後は心身が持たなくなってしまいました。
もちろん「自分の悪いところを指摘してもらい、それを直すことで成長できる」という考えは理解しています。ただ、実際に人前で指摘されると、あのときのしんどさがどうしてもよみがえってしまいます。
バイトとはいえ給料をいただいている以上、それに見合う働きをする必要があります。今はまだ仕事量をこなせず、周囲の方々にカバーしていただいているのが現実です。それが「お荷物になっている感覚」につながり、前職の苦しさを思い出すこともあります。
そんな中、7月は棚卸しのシフトにほとんど入れなかったこともあり、新しくコーヒーショップのバイトに応募しました。ありがたいことに採用され、8月末から働き始める予定です。
コーヒーは好きですし、いつか高齢者が気軽に集えるカフェを開きたいというぼんやりした夢もあるので、学べることが多そうでモチベーションはあります。もちろん、使いものにならずにすぐクビになる可能性もゼロではありませんが、それも含めて挑戦だと思っています。そう考えると、棚卸しの仕事に対して少し気持ちがそぞろになっていたのかもしれません。
まとまりのない話になりましたが、とりあえず9月いっぱいは両方のバイトを続けながら、自分に合う働き方や今後の方向性を考えてみたいと思います。
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