NHKのドラマ『ひとりでしにたい』、すっかりハマってしまいました。
第5回も胸に刺さるシーンが多くて、見終わったあとしばらく余韻が残るほど。特に、弟の放った一言がズシンと響きました。
「結婚しないで好き勝手やって、どんだけ自己中なんだよ」
ああ、そうか…。
未婚でひとりで生きることに対して「可哀想」と思われるのが嫌だと思っていたけれど、「自己中」と受け取られることもあるんだな、と。正直、かなりグサッときました。
確かに、私は家庭を持って子どもを育てるという「当たり前」とされていることをしていない。
その一方で、時間もお金も自分のために使っている。
もちろん、社会人として税金も保険料も納めているけれど、それでも他人の目には「わがままに生きてる人」と映ることもあるんですよね。どこかで分かっていたけれど、言葉で表されるとやっぱりキツい。
別のシーンでの主人公・鳴海とお母さんの電話での会話には頷きました。
高圧的な人とどう向き合うか――。
私なりの解釈ですが、「無理に関わる必要はない。でも、それでも向き合いたい相手かどうかは、自分が決めていい」
そんなメッセージを受け取った気がします。
私も、友達から感情的に気持ちをぶつけられたことがあります。
でも、それを超えてちゃんと気持ちをやりとりできる関係だから、大切にしているんだと思います。
意見をぶつけ合える関係って、実はとても貴重。
ただし、本当に相手が傷つけようとしているのかどうかは、ちゃんと見極めないといけません。その場合は、迷わず距離を取ります!
そして、お母さんのこの言葉にはよくぞ言ってくれたと思いました。
「人によって態度を変えるやつなんて雑魚」
今まで出会ってきた“あの人”や“あの場面”が脳裏に浮かんで、胸がスッとしました。
こういう言葉に出会えるから、このドラマが好きなんだなと思います。
『ひとりでしにたい』を通して、あらためて「ひとりで生きること」について考える時間が増えました。
ドラマを見ながら、自分のこれからや、過去の人間関係を静かに振り返る。そんな時間が、今の私にはとても大切です。
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