先日、誕生日を迎えました。
またひとつ歳をとったわけですが、ここ数年は、自分の誕生日を素直に「うれしい」と思えるようになってきました。
…正直、30代の頃は、そう思えない時期が長かったなぁ。
ひろゆきさんが結婚の話でよく言う、「女性は一つでも若いほうが価値がある」という言葉。
あれ、耳が痛いけど、ある意味では真実だなと思っています。実際、20代のころの私は、「自分は美人じゃないから、若いうちに結婚しないと価値が下がっちゃう…」と本気で思っていました。
そんな思いに駆られて、お見合いパーティーに参加したり、親戚のツテで男性に会ってみたり、いろいろ動いてはみたけれど、結婚には至らず。
歳を重ねるごとに、「またひとつ年をとってしまった…」と、じわじわと苦しくなるような感覚があって。「誕生日おめでとう」と言われても、「…めでたいのかな?」なんて思ってしまう自分もいました。
うちの実家では、家族の誰かが誕生日を迎えると、みんなでお祝いをします。
スーパーでお寿司を買って、ケーキを準備して、「ハッピーバースデイ トゥ ユー」を歌って始まる、ささやかな誕生日会。
そんなふうに祝ってもらえるのは本当にありがたいことなのに、以前の私は、「夫や子どももいないまま、ずっと実家で祝われてる…」と、モヤモヤした気持ちを抱えていた時期もありました。
でも、45歳を過ぎた頃から、少しずつ気持ちに変化が出てきました。
「結婚しなくてもいいのかも」と思えるようになってきて、その分、心が軽くなったのかもしれません。
今では、家族に温かく祝ってもらえることが、ただありがたくて。
友達から届く「おめでとう」のLINEにも、素直に「ありがとう」と思える自分がいて、そのことが嬉しいです。
歳をとるのも、悪くない。
そう思えるようになった今、自分の誕生日を、ちょっとだけ楽しみにできるようになってきました。
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