NHK「あさイチ」で“おひとりさま女性”のためのサークル「SISTERHOOD」を運営されている新井京子さんが紹介されていました。
「まさに、これだ!」と思いました。私と同じような考えの人がいて、すでにもう行動しているという嬉しい気持ちと、私が初めてではないんだという小さな寂しさを同時に感じました。
うまく言葉にできませんが、どちらも本当の気持ちでした。
紹介されていたサークルは登録者が500人ほどで、好きなことや興味があること、趣味など、ライングループで繋がり、みんな楽しそうに活動している様子でした。
もし私が同じようなサークルを作ったとして、500人規模になると、もう“知り合いの輪”を大きく超えます。
――私はそこまで大きくしたいのかな?
私が心の中で思い描いているのは、身近な女友達が少しでも安心できて、楽しく歳を重ねていける場所。
でも、友達の友達が「入りたい」と言った時に、「知らない方なので…」と断るのも何か違う気がします。
結局のところ、**規模は“なるようになる”**のかもしれません。
新井さんの取り組みは、私がこれから考えていく上で大切な参考になりそうです。
番組では、ライングループの中で一番人気だという「終身サポート事業」のNPO法人も紹介されていました。
身元保証から生活支援、葬儀の手配まで、有料で担ってくれるサービスです。契約時の費用は約200万円。
安くはありませんが、契約者数は6000人ほどでニーズはあるようです。
病院や銀行の付き添いなど、公的支援では手が届かない細やかなサポートまで受けられるそうで、利用者の高齢女性はプライベートな相談までしているとのこと。
もはや“家族の代わり”のような存在なのだと思います。
もちろん有料のサービスなので、逆に安心できるという部分もあります。
無料で近寄ってくる人は、残念ながら詐欺の可能性もありますから…。
お金を払ってでも不安を減らしたいと思うのは当然のことですよね。
気になってネットで調べてみると、総務省が「高齢者等終身サポート事業」のガイドラインを出していました。
契約が長期に及ぶこと、前払いであること、そして判断力が低下する高齢者が対象であること。
こうした条件がある以上、トラブルが実際に起きてきた歴史もあるのでしょう。
それでも、どうしても助けが必要になる状況なら、多少リスクを抱えてでも利用する選択肢はあり得ると思います。
私自身も、いざとなれば頼るかもしれません。
私は今49歳。
元気で動けるうちは、ひとりでもそこまで不自由を感じません。
でもこれから先、健康や孤独への不安が、少しずつ確実に大きくなっていくのでしょう。
だからこそ、
「私にできることを、私と同じような人のために」
少しずつ準備を始めていきたい——
改めて、そんな気持ちになりました。

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