今朝、NHKの「あさイチ」で「夫と死別した女性の生き方」について特集していました。
番組の中で、「夫と死別した女性は“可哀想”という目で見られるのがつらい」という声が紹介されていて、なんだか他人事とは思えませんでした。
“バツイチ”という言葉があるように、“没イチ”という言葉もあるそうで、「そう呼ぶことで、その後の人生も前向きに明るく生きていける気がする」と、「没イチの会」の主宰者である小谷みどりさんが話されていました。
私自身も未婚で子どもがいないというだけで、「寂しそう」「可哀想」と思われてるんじゃないか…と感じることがあります。だからこそ、この話にちょっと共感してしまったのかもしれません。
寂しさのかたちっていろいろある
仲が良かったご夫婦なら、夫を亡くしたあとに感じる寂しさは、きっと想像以上のものなんだろうなと思います。
でも、なかには「そんなに仲が良かったわけじゃないし、退職後はずっと夫が家にいる生活に居心地の悪さを感じていた」という方もいて…。それでも死別後は、ふとした瞬間に夫を思い出して寂しくなると話していました。
それを聞いて、「寂しさにもいろんな形があるんだな」と感じました。
未婚で子どもがいない私にも、たしかに寂しさはあるけれど、夫婦で暮らしていた時間があるからこその寂しさもあるんだと思います。
過ごした時間はきっと素敵な思い出なんだけど、それを温かく思い出せるようになるには、時間が必要なんですね。
どんな人生でも、いつか「ひとり」で生きる時がくる
番組を見ていて改めて感じたのは、どんな境遇の人でも、最終的にはひとりで生活する時間がやってくる、ということ。
結婚していても、していなくても。子どもがいても、いなくても。
だからこそ、老後のことはちゃんと考えておかないとな…と思いました。
没イチ女性から学んだ、老後に大切な4つのこと
番組では、夫と死別した女性たちが「その後の生活で大事にしていること」として、こんな4つのポイントを紹介していました。
- 運動
- 食生活
- 友達との会話
- 新しいことへのチャレンジ
この4つって、まさに私たち未婚・子なし女性にも当てはまるなと思います。
年齢を重ねるごとに、意識していかないとどんどん閉じこもってしまいそうになるから。人と話すこと、新しいことにちょっとだけ手を伸ばしてみることって、すごく大事なんですね。
「没イチ」も「未婚」も、未来の仲間かもしれない
私はいつか「未婚子なしのコミュニティ」を作ってみたいなと、ぼんやり考えています。
でも、今日の番組を見て、「没イチ女性」もそのコミュニティに加わってくれるかもしれないな…と思いました。
人生の形は違っても、心の奥にある感情やこれからの暮らしに対する思いって、意外と共通してるのかもしれません。
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